10月11日、Startup Weekend Yokohama（主催）によるプレイベントが、G Innovation Hub Yokohama を会場に開催されました。

Startup Weekend といえば「起業」「アイデア」「チームづくり」を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし今回のテーマは、あえてその“手前”にある想い――

「何かを始めたい。でも、自分が何者かはまだ分からない」

という心の声に向き合う時間でした。

■ 心のなかのモヤモヤを言葉にするワークショップ

参加者たちはまず、社会や仕事、そして自分自身に感じている“モヤモヤ”を書き出すことから始めました。そしてそのもやもやをグループの仲間に話します。言葉で説明するだけでも、ちょっともやが晴れるような感覚がありますが、さらに仲間から「このもやもやとこのもやもやは同じだよね」「他人から見た自分というのがキーワードになっている気がする」など、思いがけない視点をもらいもやもやの解像度が高まっていきます。

次は、カードを使いながらもやもやの原因を丁寧にたぐり寄せていくプロセス。
ここまでくると、単なる愚痴の共有ではなく、“問いの発見” そのものでした。

■ 笑いながら川柳で締めくくる、自分だけのテーマ

ワークの最後には、それぞれのモヤモヤを川柳に表現。
五・七・五という短い言葉にすることで、葛藤や迷いが“作品”へと変わり、
会場には笑いや静かな共感が生まれました。

ちなみに、会場投票で選ばれた作品はこちら。

「角取れて　丸くなりすぎ　顧客なし」

多くの人が共感できる、内容ですね。

■ G Innovation Hub Yokohamaとして

Gは、挑戦する人だけでなく、迷いや問いを抱える人のそばにありたいと考えています。
Startup Weekend は起業家を支える場であると同時に、
「まだ見ぬ自分に出会う場」 でもあることを、今回のイベントから強く感じました。

こうした“心の一歩”に寄り添うイベントを、今後も歓迎し、応援してまいります。

Startup Weekend14は、当施設を会場に、11月7日（金）～9日（日）に開催されます。
詳細、申し込みは、こちらから。