MC、ナレーション、講師、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の広報戦略、ワーケーションコンシェルジュ、そして読書ワーケーションアンバサダー。
いくつもの肩書きを持ちながら、全国を旅するように働くフリーアナウンサー・吉野真徠(まき)さん。場所に縛られない働き方をしている彼女が、
なぜ横浜関内の「G Innovation Hub YOKOHAMA(以下、G)」を拠点のひとつに選んだのか。
「どこでも働ける」からこそ、“帰ってこられる場所”を持つ

「移動が多い分、心が落ち着く場所を持っておきたいんです。
旅をしていても、『ここに戻ればスイッチを入れ直せる』という安心感が、私にとって大切で」
吉野さんはそう話す。
MCやナレーションの仕事は、現場によって求められるテンションも表現もまるで違う。
ひとつの現場を終えるたびに、気持ちを整える“中間地点”がG Innovation Hub Yokohama。
「Gは、私にとって“整える場所”。
静かすぎず、にぎやかすぎず、周りの人の熱量を感じながら自分のペースで過ごせるんです」
“人の温度”で選ぶ場所
関内駅直結の便利さや、明るく開放的な空間ももちろん魅力だが、
吉野さんがGを選んだ一番の理由は「人の温度」だった。
「受付の方がいつも自然に声をかけてくれる。
話しかけなくても、誰かの存在を感じられる。
私にとっては、第二の家のようにも感じられるコワーキングスペースなんです」
Gでは、利用者同士の偶然の出会いが新たな展開を生むことも少なくない。
「例えばコーヒーが媒介になったり、自然と話が弾むきっかけがちゃんとあるんですよね」
場所が人をつなげ、人が新しい仕事を生む。
そんな循環が、日常の中で自然に起きている。
関内という街の“ちょうどよさ”
ワーケーションコンシェルジュとして各地を巡る吉野さんにとっても、
Gのある関内は特別な存在だという。
「港町らしいゆるさと、クリエイティブな刺激が両方ある。
東京よりも近すぎず、遠すぎず、心の余白が生まれる街です。
だからこそ、ここで仕事をすると“自分に戻れる”感覚があります」
仕事の合間には、大通り公園を散歩したり、
1階の七宝麻辣湯でスパイスランチを楽しんだり。
そんな時間の積み重ねが、旅するような彼女の日常をやさしく支えている。


そして夕方、もうひとつのスイッチを入れる

日が傾きはじめるころ、パソコンを閉じてビルを出る。
数分歩けば、すぐ目の前に横浜スタジアムの明かりが見えてくる。
今日はベイスターズ戦のナイター。
「野球に限らず働く場所と、楽しむ場所が徒歩圏内にあるのが関内の魅力。 働いた直後、Gから少し歩いた先のスタンドで、笑顔で声援を送れる。 その真ん中にGがあるのは、すごく幸せなことだと思います」

「Gに来ると、またがんばろうと思える」
「働き方が自由になればなるほど、“どこで働くか”が大切になります。
Gは、関内の街の空気を感じながら、自分をリセットできる場所。
ここに来ると、またがんばろうと思えるんです」
自由に動くことと、戻る場所を持つこと。
その両方があるからこそ、彼女の仕事は広がり、深まっていく。
その姿はまるで、街と人をつなぐ彼女の“声”のようにやわらかい。