イベント
G Innovation Hub YOKOHAMAでは9月11日、Peatix様とコラボセミナーを開催しました。
イベント集客で押さえるべき4つのポイントをわかりやすく紹介していただきました。
「Peatix」とは
音楽、アート、グルメ、ビジネスなど、話題のイベントや行きたいセミナーが見つかるアプリです。
世界中常時7000件以上のイベントが掲載され、会員数は400万人、月間のイベント動員数は16万人にも。
主催者に参加者管理や事前決済サービスを提供したり、主催者と参加者をつなぐコミュニティづくりやイベント集客なども行っています。
今回講師を務めたのは、Peatix Japan畑洋一郎さん。年間3000件以上のイベント・セミナーの集客に携わっている中で得たノウハウを、Peatixの使い方を交えながら教えていただきました。
「情報を見る人の心理を考えて」
畑さんはまず、集客するうえで一番大切なことを教えてくれました。
それは「イベント情報を目にする人の心理を考えて情報を掲載すること」です。
自分が言いたいことだけを載せているチラシやサイトでは、受け手の心に響きません。
そのチラシやページを見ている人がどういう情報を求めているのを考える必要があると学びました。
「集客をつくる4つのポイント」
そのうえで効果をあげる4つのポイントを教えてもらいました。
1. 魅力がイメージできるタイトルとカバー画像
読んでイベントの魅力やイメージがすぐに伝わるタイトルであること。登壇者や会場の写真を掲載すると、よりイメージが具体的になるそう。良い案が浮かばないときには、本のタイトルが参考になるとのこと。またセミナーや講座という表現はおすすめしないそうです。今回の告知のカバー画像は、それらの大事な要素が詰まっています。
2. 参加してほしい人へメリットを正確に
自分に合ったイベントだと認識させることが大事。しかしターゲットを絞りすぎないこと。例えば「起業している人」ではなく、「これから起業を考えている人」なども表記します。また以下のように、おすすめしたい人、参加して得られるメリットも箇条書きにすると、みている人はわかりやすいです。
3. イベントの信頼性を高める
登壇者の顔写真とプロフィール、また主催者の会社ロゴやサイトリンク、個人の場合は名前、顔写真、プロフィール、Facebookのリンクなどを掲載することで信頼性が高まります。
4. 告知時期と広告実施のタイミング
情報を広く行き渡らせられるため1カ月~1カ月半前に告知を。申し込みの入るタイミングは、公開直後と一週間前。高額の場合は、2~3週間前だそうです。
質疑応答では、「リピーターは、どう増やしたらいいですか?」との問いに、畑さんは「イベントを繰り返すことで増えていき、コミュニティが生まれるようなコンテンツを入れることで友人との参加がしやすくなります」と答えました。
また、会社員が集まりやすい時間は、月曜から木曜日の18時もしくは19時ごろからで、最近の働き方改革の影響で、残業に厳しい会社の人は空き時間ができてしまうので早めの時間に開催するなどターゲットに合わせた設定が必要になるとのこと。また、あえて土曜の午後、日曜の朝に設定して、人数は少なくなりがちですが仕事に熱量の高い人を集めることも可能です。
単価については、有料の場合、平均は2500円。告知期間が長いときは、情報を更新する必要性なども説明されました。
セミナーを終えて
畑さんのセミナーは、経験に基づいたとても具体的なポイントで、すぐに実践できる内容でした。
自分の思いを一方的に伝えるのではなく、見る相手の立場になって考えるのは、ビジネス以外でもいろんな場面で成功するポイントになるのだろうなと思いました。
G Innovation Hub YOKOHAMAでは、これからもイベントやビジネスのヒントになるセミナーを企画していきたいと思います。