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横浜で働くを楽しもう〜ヨコハマコワーキング運営者座談会~vol.2に登壇致しました

2020.10.30

YOXO事業で開催された、「横浜で働くを楽しもう~ヨコハマコワーキング運営者座談会~vol.2」に登壇いたしました。
前回の座談会の様子はこちら

今回の座談会では、前回同様に横浜の関内地区・みなとみらい地区に拠点を構えるコワーキング施設5社が集まり、コロナ禍におけるオンラインイベント開催についてや、スタートアップ企業の入居についてなどをお話しました。

YOXO事業とは?
横浜での“クロスオーバー”からイノベーション創出を目指して、横浜市は、2019年1月に、新たなイノベーションを横浜から創出していく、「イノベーション都市・横浜」を宣言しました。また、この宣言の実現に向けて、横浜をクロスオーバーするイノベーションを起こす「YOXO(よくぞ)」のテーマのもと、スタートアップやイノベーション人材などの支援を実施しています。

 

コロナ禍における変化と課題感について

ブルーコンパスでは

ブルーコンパスでは、オフラインのイベントからオンラインイベントに切り替えました。オンラインに切り替えることで、直接人と会わない・温かみがない、雑談が生まれないなどの意見がありました。また、イベントの写真撮影をした際に変わり映えがしないなどもありました。また、雑談がしずらいことについて、zoomのブレイクアウトルームも活用するなど、参加者への配慮がとても必要になりました。
しかし一方で、移動時間が少なくなったことは、登壇者にも参加者にもメリットがり、オンライン化をポジティブにとらえています。

 

BUKATSUDOでは

BUKATSUDOでは、学ぶタイプのイベントと交流するタイプのイベントの2パターンが主にありますが、交流を楽しむイベントが開催しずらかったです。例えば、一緒に料理を作るなどのイベントは一度も開催はできませんでした。しかし、学ぶイベントでは全国から登壇してくださり、交通費や時間の負担も減ることができ、参加者も他地域から参加がありました。
私たちもやはり、参加者同士でコミュニケーションを生むうえで、zoomのブレイクアウトルーム機能を活用し、運営側の配慮が同様に求められたなと感じました。
BUKATSUDOの良さである、オープンキッチンを使えないのは残念でしたが、オンライン化が進むことにより、施設に来てもらえないこともあるため、コワーキング施設のコンセプトやコミュニティーの特色をしっかり発信しなければならないと感じています。

 

mass×mass| 関内フューチャーセンターでは

mass×massでもリアルなイベントができなかったですが、9月に入りようやくリアルイベントを開催しはじめました。また同時にウェビナーのオンライン配信もしています。
例えば、登壇者と15名のみリアルイベントとしてコワーキング施設で参加頂き、残り30名ほどはオンラインで参加頂きました。オンラインでは、鹿児島~東北まで全国から参加頂き、これまでになかった参加者に参加頂いています。

気をつけたこととして、トークをする登壇者には、わざわざ来ていただきました。現地で登壇者にはリラックスした雰囲気をつくりラジオのような語り方を意識し、参加者にはオンラインでもオフラインでも聞きやすいイベントづくりをしました。カメラも3台準備し、オンラインでも現地で参加しているような工夫をしました。

 

G Innovation Hub Yokohamaでは

Gでは、オフラインのイベントは、ほぼやっていない状態です。入居者同士の少人数での交流会や入居者さんが実施する少人数イベントは、コロナ対策をしたうえで開催していますが、オンライン、オフライン共にイベント開催についてはゆっくりと進めている状況です。

 

THE BAYSでは

BAYSでは、オンラインイベントに切り替えることで、最近は100人以上参加頂けるようになりました。
イベントをインタラクティブにすることに課題感がありましたが、チャットなど他のツールも使い徐々になれてきました。今後は、オフラインでイベントを開催しながら、オンラインでも配信するハイブリッドでの開催を検討しています。
zoomだと、参加者側の表情が見ずらいという登壇者からの意見もあったので、参加者の雰囲気なども把握しながらイベント開催できるかが今後の課題かと考えています。

 

お話から、オンラインイベントは雑談が生まれないなどの課題感があるものの、今後はオンラインとオフラインのイベントをハイブリットでやることを模索し始めている施設が多いようです。

また、座談会のお話はオンラインイベント時は、「参加者同士や、参加者と運営者のインタラクティブな交流はどうやってできるのか?」という議論になり、みなさんの工夫方法を伺うことができました。

BAYSでは、チャットツールを利用することが多く、またコメントを投げ込みやすいように、事前に知り合いにコメントしてもらうよう促すなどの環境を作っています。ブルーコンパスでは、参加者に先に自己紹介をしてもらい、それがきっかけでコメントが書きやすい空気感を作っています。

 

 

起業する人/スタートアップ企業は入居されているか?

前回のイベント後に質問もあった、各コワーキング施設でのスタートアップ企業の入居のお話をお伺いしました。

THE BAYSでは

BAYSには、スタートアップ企業は多くはなく、都内で働かれている方が自宅勤務と併用してリモートオフィスとして利用されているケースが多いです。
しかし、リモートで働かれている方が、副業として今後起業される方が出てくるかもしれず、利用者同士で、副業情報を共有している光景が見受けられています。

 

mass×mass| 関内フューチャーセンターでは

mass×massでは、スタートアップ企業は複数社いますが、短期間で成長し上場やバイアウトを狙うスピード感だけでなく、自分自身で会社を成長させたいという方もいらっしゃいます。
日報アプリのサービスを展開されている、㈱gambaが入居されています。代表である森田さんは楽天で働かれており、当時日報を送る業務担当されていました。当時の経験を活かし、お1人でサービスを立ち上げられてから、スタッフも12名に増え成長されている企業さんです。現在は、リモートワークで自宅でも仕事されており、月1回だけmass×massにお越しになり社内会議をされています。
RPAの開発をされている企業であるPeaceful Morning株式会社は、エンジェル投資家に出資もされているスタートアップ企業です。newspicksのイベントに参加されてもいらっしゃり、発信活動も積極的に行っていらっしゃいます。
mass×massでは、大手企業で現在所属されており、横浜市経済局のソーシャルスタートアップビジネス講座を受講し、セカンドキャリアとして企業され入居される傾向もあります。みなさん元気でこれまで培ってきたスキルや人脈を、個人のフレームの中で社会に役立つ規模で起業されているのが特徴です。

 

BUKATSUDOでは

BUKATSUDOでは、フードデリバリーサービスを展開されているスカイファーム㈱さんが入居されています。5年前からコワーキングスペースを利用され、横浜では有名なスタートアップ企業に成長されています。スカイファームさんは、ランドマークタワーの飲食店が、ランドマークのオフィス入居者にデリバリーするビル内の宅配事業をされていました。そのため、同じくランドマークに施設があるBUKATSUDOは、拠点としても重宝されています。
また、スカイファームさんはデリバリーする際も、横浜市が運営しているシェアサイクルのbaybaikeやシェアカーのチョイモビも活用されており、みなとみらいにある資源を最大限活用されています。

 

ブルーコンパスでは

ブルーコンパスのコワーキングスペースの会員は、女性しかいないことが特徴です。1番多い入居者は、個人事業主で、その次に法人の利用や今後起業を考えている方も入居されています。
たとえば、今はパートや社員として本業の会社で働かれているが、今後は起業する予定の方も中にはいらっしゃいます。また、年齢層は30-40代が多く、そろそろ定年退職が近づいていために、起業したいというシニア起業の方もいらっしゃいます。

 

G Innovation Hub Yokohamaでは

Gでは、もともと大手企業で働かれており、その後そのスキルを活かして起業されるセカンドキャリアの方が多くいらっしゃいます。大体30-40代が多いのが特徴です。安定感があるのはヨコハマらしいのかもしれません。
そんな中でも、横浜でハイクオリティなチョコレートブランドを作ろうとスタートアップしたての20代の方もいたりします。それを入居者さんに振舞まい、20代の若い世代が30-40代の経験豊富な方に意見を聞きながら交流していたりもします。

 

 

参加者からの質問タイム

Q:社内ベンチャーでコワーキングに入居している人はいるか?

BUKATSUDOでは、周辺の外資系企業に就職されている方が、社内でCSRや働き方について活動をされており、その影響で9月に入居された方もいます。みなとみらいは大手井企業も多いので、特有の特徴なのかもしれません。

G Innovation Hub Yokohamaやmassmass、BAYS、ブルーコンパスにはいなさそうです。
大手企業の場合は、秘密保持などに注意が必要な可能性も多いと思うので、社内ベンチャーの方が入居する場合は、コワーキング側のケアも必要になってくるかもしれません。

 

Q:横浜市に拠点を置いた場合、横浜市からのサポートはあるのか?

横浜市経済局誘致推進部企業誘致・立地課があり、希望へのサポート一覧が掲載されています。
詳しくは以下サイトをご確認ください。
https://www.city.yokohama.lg.jp/business/keizai/sougyo/sogyoshien/sougyoshien2019.html

 

Q:横浜のスタートアップで映像系の企業はいますか?

ブルーコンパスの入居者で、動画を製作するレッスンをされている方がいらっしゃいます。

㈱キャリアスタイルさんが展開する動画レッスンで、「3か月でyoutubeを20本の動画を上げる」という目標を掲げ、レッスンを提供されています。中小企業の社員や間もない起業家さんが受講されており、6日間のレッスンで、自社の商品やサービスを撮影した動画を活用し、どうやって売り出すかという視点で受講ができます。

年内に4期生目の募集も始まります。ご興味ある方はご応募ください!
http://blog.careerstyle.jp/ytkouza.html

 

mass×massでも、映像系のアプリを製作されている方がいらっしゃいます。

4月に名古屋から移住されてきた方で、もとは大手の通信会社で世界中をぷらぷらされており、会社名が「プラプラ」と言います。笑
その後、大手のゲーム会社で働かれた後、野毛エリアの飲食店をPRするアプリサービスを立ち上げられました。野毛に行ってアプリをかざすと野毛エリアの飲食店のPR動画を見ることができる街歩きができるアプリです。

野毛に行かれる際は、ぜひこのアプリを活用してみてください!

動画マップ『プラプラ』が野毛でスタート!!

 

今回の座談会では、コワーキング施設の運営者が感じるイベントのオンライン化による課題や取り組み、具体的な入居者のお話まで、幅広くお話いたしました。